★すべての国・地域の「案内」反対!
★欺瞞に満ちた平和式典に抗議し、反戦・反核・平和のために行動しよう!
行動予定
・8:00~ ビラ撒き・街宣
・9:00~ 式典反対デモ(勝鯉の森集合)
・10:30~12:30 8.6ヒロシマ集会(合人社ウェンディひと・まちプラザ研修室C)
私たちの主張
大勢の人が犠牲となった原爆投下から80年が、また、「戦後」80年が経過しようとしています。現代の日本に住んでいる人々は「戦後の平和な日本」を表層的に享受し、過去の惨劇を忘却しているのではないでしょうか。その証拠に、事実、19世紀から始まる帝国主義国家による一連の侵略を忘却しているのではないでしょうか。
昨年と異なり、広島市は2025年の平和記念式典での各国の招待を「案内」へ切り替えました。その結果、昨年は公には参加しなかったパレスチナ政府が式典に参加する可能性が浮上しましたが、一方で昨年同様、今まさに無辜の人々を蝕んでいるアメリカ・イスラエル・ロシアのような剥き出しの大量殺戮国家を含んだすべての国・地域に対して式典の文書が送付される見込みとなっています。「原爆犠牲者を慰霊し、世界恒久平和の実現を祈る」ために平和記念式典は実施されるとのことですが、果たして本当にそうなのでしょうか。例えば、日本国政府は式典の「お題目」に表面上同調しつつも、防衛費(軍事費!)増大に熱心ですし、在日米軍は沖縄を中心に無辜の人々をいまだに蹂躙し続けています。かつての日本をはじめとする国々が軍事費を増大させ、多くは植民地ないしそれに近しい状態であった地域の無辜の人々を蹂躙した事実と、本質的に何が異なるのでしょうか。そして、「戦後」を生きる私たちは、この事実を忘れ去っているのではないでしょうか。
私たち⼈⺠を侵害する国家の暴⼒――⽇本では天皇制の下の国家権⼒――は「戦後」80 年、治安維持法成⽴100年・昭和100年の間、そして、19世紀に端を発する帝国主義国家間の植⺠地争奪戦争の間、死滅することなくその⼒を蓄積しています。⼀例として、戦争、(経済的徴兵を含む)徴兵、核兵器、課税、規制……以上のような形で⼈⺠を常に既に侵 害し続けています。そして、諸国家は⼆度の核攻撃や数多の核実験に懲りず、「核の傘」をもって⼈⺠の⽀配を絶え間なく実⾏しているのです。諸国家の言い訳は聞くに堪えません。例えば、アメリカ合衆国は「戦後」から今⽇に至るまで、ヒロシマ・ナガサキへの核攻撃を正当化しています。彼の国によれば、核攻撃は終戦を早めて更なる犠牲者(特にアメリカ⼈の犠牲者)を減らしたために道徳的だと云うのです。⼀体、何が道徳的なのでしょうか。数⼗万⼈を強制的に地球上から消し去る営為は⼤量殺戮であって、⼈倫に適うものではありません。しかし、これは単に「アメリカが加害者で⽇本が被害者」ということでもありません。核攻撃よりも前に⽇本は諸外国を侵 略していますし、特に原爆投下時のヒロシマには、朝鮮半島から徴⽤・徴兵された多くの人々が存在し、原爆によって殺害されるか、被爆する事態となりました。また、「戦後」の⽇本は戦争放棄の理念虚しく、朝鮮戦争をはじめ、多くの戦争に加担しています。ここで重要なことは、「●●国は良い国/悪い国」という⼆項対⽴ではなく、これ以上犠牲者を増やさないために、根本的に国家の暴⼒を消滅させることなのです。
今を⽣きる私たちに即座にできることは、国家に対して抗議することです。しかし、当然のことながら、国家の側が黙って見ているわけではありません。「戦前」の治安維持法下では、多くの抗議者や無関係の人々が直接的に弾圧されました。また、「戦後」の我々も無関係ではありません。2023年8⽉6⽇に広島市内で反戦を掲げた人々が抗議の廉で2024年に暴⼒⾏為等処罰ニ関スル法律(通称、暴処法)を根拠に逮捕されたのです。1926年に制定されたこの法律は治安維持法と並び、労働運動や「戦後」は学⽣運動にも適⽤され、国家に抗う者に対して苛烈な弾圧を加えています。そして、現在では平和記念式典にて、法的根拠すらない規制を広島市は⾏っています。このような国家の暴⼒に強く抗議し、それを絶滅させなければ、平和な時代は訪れません。
ヒロシマ・ナガサキの痛ましい記憶を基に、現代を⽣きる私たちが特にヒロシマの地で⼒強く成すべきことは、まず被爆者・その家族・⼦孫の方々と連帯することです。そして、紐帯を強め、核兵器廃絶、今世界中で起きている戦争の停戦、諸悪の根源である国家の解体を訴え、実現しなければなりません。平和を希求するみなさん、⼀緒に闘いましょう!
参加行程
8/5 ⼤阪市内にて集会準備
8/5 23:00 ⼤阪市内集合
→バスで広島
8/6 広島市内情宣・デモ・集会,
→13:00バスで帰阪
実⾏委連絡先 メールアドレス
(8.6ヒロシマ集会実⾏委員会)
