11月20日、広島大学にて、広島大学思想文化ゼミナール主催の映画「声よ集まれ」特別上映会を行った。これは、同年7月に本会主催で行った講演会「在日コリアンを知る」の発展企画として計画したものだ。映画「声よ集まれ」は、2025年公開後全国各地で上映されている作品で、今回は製作委員会広島の全面協力を得て、初となる大学での上映会が実現した。
当日は、映画上映ののち、朝鮮学校出身で広島朝鮮初中高級学校教務部長も務めた金令姫(キムリョンヒ)さんと、同じく朝鮮学校出身で広島大学教育学部4年生の玄紀雲(ヒョンキウン)さんが登壇し、トークセッションを行った。会場からも質問が多く飛び出し、意見交換や議論も盛り上がった。
トークセッションで特に印象的だったのは、世代間の認識の差についてだ。例えば、これからの朝鮮学校の在り方や在日コリアンの結婚観などについては、登壇した金さんと玄さんの間でも見解に違いがあったように思う。玄さんは卒業論文で朝鮮学校の歴史教育について取り扱っているそうで、歴史教育の継承性や発展性の研究には強い思い入れがあるようだった。
全体として、広大生だけでなく、朝鮮学校関係者や市民の方、関西からも参加があり、盛んな交流が生まれた有意義な会になった。現在、上映会参加者からの希望もあり「広島朝鮮学校に行こうツアー」を企画している。今後も会として、様々な形で在日コリアンの歴史と現在について学びを深めていきたい。
(広島大学思想文化ゼミナール 原田佳歩)
